青石畳通り
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ここ美保関は、江戸中期以降、雲州(島根県東部)、伯州(鳥取県西部)、隠州(隠岐島)をはじめとする北前船の西廻り航路の寄港地で、松江からの宿場町だった頃に敷かれたというこの道には、海運業が栄えたこの地方の繁栄の影がしっかりと残されています。
細い路地の両側を昔ながらの建物が囲み、下を見ると郷愁を誘う石畳は、当地の海石を切り出して敷設されたもの。
一歩一歩踏みしめて歩けば、何だか当時にとタイムスリップしたかのようなスローな空気に包まれていきます。
この石畳、雨の日には、うっすらと青色に変化することからその名が付いたと言われ、散策途中には、高浜虚子など文豪も多く訪れた由緒正しい老舗旅館、旧家などに遭遇。
古い町並みと石畳がかもし出す情景は、その当時の面影そのままに今も通る人々を魅了します。
通り沿いの歌碑・句碑
青石畳通りには、美保関に訪れた文人墨客がこの地で残したとされる歌と句が6基の歌碑・句碑によって記されています。
これらの歌人達は、美保神社を参拝し、くつろぐと、興にまかせては歌を詠み、句を作っては町の人々に披露していたようです。
住所 | 島根県松江市美保関町美保関 |
お問い合わせ先 | 0852-72-2811(松江観光協会美保関町支部) |